Get Back The Future


Vol.4


グシャッ!!

 「弱い・・・弱過ぎる!!これじゃ準備運動にもなりゃしねえぜ!!」
切り倒した最後の歩兵ロボットの頭部を踏み砕き、つまらなそうに溜息を付くメタルマン。
 「ハァ・・・これからもこんなザコ共の相手ばかりしなくちゃいけねえのかよ・・・」
彼と彼の仲間達の周りには、破壊されたロボットの亡骸や戦車、戦闘機等の残骸が足の踏み場も無い程に散乱し、廃墟と化した大都市を更なる地獄絵図へと変えてしまっている。
 「まあそうボヤくな。俺達があまりに強過ぎるのだ・・・仕方ないと思って諦めるんだな」
 「それだけ僕等を造ったマスターの技術が優れてるって証拠じゃない?プププ・・・」
エアーマンとバブルマンがなだめるものの、やはり二人も物足りないと言う顔をしている。
 「・・・街を破壊するのにも飽きた。そろそろ手応えのある相手と戦いたいものだ・・・」
クラッシュマンも自分で特殊武器の調整をしながら、不満を隠す事無く打ち明ける。
純粋に戦闘用ロボットとして生まれた彼らワイリーナンバーズにとっては、マスターの野望成就の為に破壊活動を行う事が使命ならば、強い相手と戦う事は何よりの喜びなのだ。
いかにこれまで戦ってきた警察や軍隊が最新鋭の装備をしていても、全く相手にならずに無傷で撃破してきたのだから、彼らの“心”が不満を感じるのも無理はなかった。
 「あーつまんないのっ!!・・・そー言えばさー、あいつはどーなったのかな?」
 「あいつ?」
 「ほら、マスターの前の計画を邪魔した『ロックマン』って戦闘用ロボット・・・」
 「ああ、家庭用ロボットを改造したとか言う奴か・・・あいつなら廃棄処分になったんだろ?」
瓦礫の山に腰掛け、エネルギー缶を飲みながら会話するヒートマンとウッドマン。
 「今頃はスクラップになって、ゴミ捨て場に転がってるんだろうぜ!ギャハハハハハッ!!」
空になったエネルギー缶を投げ捨て、下劣な笑い声を上げるフラッシュマン。
 「・・・ロックマン・・・一度戦ってみたかったが・・・残念だな」
黒煙が染め上げた暗闇の空を見上げ、クイックマンは一人残念そうに呟いた。
そして8人の悪魔の子達意外に誰もいなくなった廃墟を、冷たく寂しい風が吹き抜ける。

ヒュウウゥゥゥ・・・


時を同じくして、同じ風を受ける一人の少年の姿があった。
最初にワイリーナンバーズの襲撃を受けた大都市で唯一、崩壊を免れた中央管理ビル。
荒廃した大都市を一望出来るその屋上で、少年は黒髪を風になびかせて佇んでいた。
ロボットである彼のボディは、本来の人間に近い家庭用モードから、青色に輝く超合金の装甲に包まれた戦闘用モードにチェンジしている。

 (まずはワイリーナンバーズの破壊活動を止める事。そして彼らの首謀者であるDr.ワイリーを捕らえ、彼の世界征服計画を阻止する事・・・貴方がこの条件を全てクリアする事が出来たら・・・貴方達ライトナンバーズ全員の廃棄処分を取り消し、社会復帰する事を許しましょう・・・)

眼下に広がる廃墟を哀しそうに眺めながら、大統領と交わした約束を思い出す少年。
そして静かに目を閉じると、未だ生死の危機に瀕している兄弟達の笑顔が脳裏に浮かぶ。

 (俺達はおめぇと一緒に生きてえんだ!!おめぇが助けてくれたこの命で・・・この“心”で!!おめぇとまた一緒に笑ったり・・・泣いたり・・・バカやって兄弟喧嘩したりしてえんだよ・・・!!)

前回の戦いで受け取った兄弟達の“心”のメッセージが、少年の“心”に再び戦う決意をさせる。
そして目を開いて顔を上げると、その顔は優しい少年から凛々しい戦士へと変わっていた。
 「ロック!」
名前を呼ばれたロックが後ろに振り返ると、通路の出入り口にライト博士と少女が立っていた。
 「ロールちゃん!?」
思い掛けない再会に驚き、喜々としてロールに駆け寄るロック。
 「良かった・・・ロールちゃんも出して貰えたんだね!!」
 「ロックのサポートに助手が必要だって、ライト博士が大統領さんに頼んでくれたの・・・でも・・・他のみんなまでは・・・」
 「・・・仕方ないよ。そう言う約束だもん・・・」
自分だけ封印を解かれた事を申し訳なさそうに言うロールに、ロックは寂しそうに微笑む。
悪のチップに操られていたとは言え、暴走した前科を持つロボット達まで解放するわけにはいかないと言うのが、連邦議会や世論の反応を考慮した上での大統領の判断なのだろう。
 「ロック、これを使いなさい」
傍らにいたライト博士が、抱えて持ってきた何かの機械を見せた。
見た目はボード状の乗り物の様だが、後尾部に翼とジェットエンジンが取り付けてある。
 「高速移動ユニット『アイテム2号』じゃ。最高速度はマッハ3に達する!急場凌ぎで造ったものじゃが、きっと役に立つはずじゃ」
 「わあ・・・ありがとうございます!ライト博士・・・」
早速のサポートに感謝したロックが、ライト博士からアイテム2号を受け取ろうとした時だった。
ロールが二人の間に突然割って入り、渡さないとばかりにロックの前に立ち塞がったのだ。
 「ロール・・・!?」
彼女の行動にライト博士は驚き、ロックもきょとんとした顔で彼女を見詰めている。
 「・・・ロック・・・戦いに行くのをやめて・・・」
 「えっ?」
ロックの青い右手を小さな両手で握り、真剣な眼差しで訴える様にロックを見詰めるロール。
 「三人で大統領さんにお願いしましょう。みんなを助けて欲しいって・・・大統領さんは優しい人だから、きっと分かってくれるわ。そうしたら誰にも見つからない場所に行って、みんなで一緒に静かに暮らしましょう・・・前みたいな生活は出来ないけど・・・ロックも戦わなくて済むから・・・」
 「ロールちゃん、それは・・・」
ロックが困って返答しようとした途端、ロールは逆ギレした様にいきなり怒鳴った。
 「だってロックは元々、家庭用ロボットなのよ!!掃除とか洗濯とか、ライト博士の助手とか・・・お手伝いが仕事なのよ!!性格だって優しくて・・・優しすぎるくらいで、ちょっとした口喧嘩でも嫌がるくらい争い事が嫌いなのに・・・無理して戦って、あんなにボロボロに傷付いて・・・もう十分に戦ったじゃない!!なのに・・・なのにどうしてまた戦わなくちゃいけないのよ!!」
一方的に怒鳴るロールの勢いに押され、ロックは何も言葉を返す事が出来ない。
そしてロールの目には涙が徐々に溜まっていき、今にも泣き出しそうに潤んでいた。
 「ロックも見たでしょう!?あんな恐ろしい奴らに勝てるわけないわ!!もし戦って・・・ロックにもしもの事があったら・・・私・・・私・・・」

ポタッ・・・ポタッ・・・

ロールの目から大粒の涙が溢れ出て、ロックの右手に落ちて流れていく。
 「・・・お願い・・・ロック・・・行かないで・・・」
声を震わせてむせび泣き、ロックの右手をより強く握り締めるロール。
恐らくロールはロックと同様に封印を解かれ、ライト博士や大統領から事情を説明された際に、ワイリーナンバーズがその圧倒的な戦闘力で猛威を振るう映像を見せられたのだろう。
生まれながらにして戦いのプロフェッショナルであり、その出生に従い暴虐と破壊の限りを尽くすワイリーナンバーズの姿には、自分達の様な平和利用を目的として造られたロボットしか知らなかったロールはもちろん、彼らと同じ戦闘用になったロックも計り知れない恐怖を覚えた。
そんな連中を相手にする戦いなのだから、工業用ロボットを相手にした前回よりも遥かに厳しい戦いになるのは明らかだし、当然ながら生還できる確率もずっと低くなる。
ましてやロールは前回の戦いにおいて、ロックがDr.ワイリーの卑劣な罠にはまり、絶体絶命の危機に陥ってしまった事を知っているのだ。
だからロックを再び戦いに行かせる事は、兄を大事に思う妹として絶対に許したくはなかった。
 「ロール・・・」
切なそうにその様子を見ていたライト博士も、父親としてロールと同じ気持ちだった。
事情が事情とは言え、出来れば愛する我が子を戦いには行かせたくないし、その気持ちを娘が代弁してくれた様なものだった。
 「ロールちゃん・・・」
妹の優しい“心”を感じ取ったロックは、穏やかに微笑むと左手をロールに伸ばした。
そしてロールの背中に左手を当てて抱き寄せ、そのまま彼女を優しく抱き締めた。
 「・・・ありがとう、心配してくれて・・・でも・・・ごめん。僕は行かなくちゃいけないんだ・・・」
感謝であり陳謝でもあるその返答を聞いて、ロールはロックに抱かれたまま呆然としていた。
抱き合わさったお互いの胸から感じる命の鼓動が、お互いを思う“優しさ”を温かく伝える。
 「確かに僕は争い事が嫌いだよ・・・戦って傷付くのも、傷付けるのも怖い・・・出来れば戦いたくないって思ってる・・・でもね、今の僕には・・・戦う事が生きる希望なんだよ・・・」
ロックはロールを静かに離すと、目に涙を溜めたままのロールに自分の“心”を告げる。
 「僕達は未来を奪われたんだ・・・僕もロールちゃんも・・・ライト博士もカットマン達も・・・人間もロボットも、みんなが仲良く平和に生きれる未来をね。だから僕は未来を取り戻す為に戦う・・・」
ロールの目から流れ落ちた涙をそっと指で拭い、ボディと同じ青いヘルメットを手に取るロック。
 「この戦いは・・・僕に与えてくれた最後のチャンスなんだ!!」

カキィィン!!

ヘルメットを頭に装着したロックは、完全に戦闘用モード『ロックマン』にチェンジした。
そして受け取ったアイテム2号を始動させると、ジェットエンジンが激しく爆音を上げる。
 「・・・ロールちゃん、この戦いが終わったら・・・一緒にプレゼントを買いに行こう」
 「えっ?」
アイテム2号に乗ったロックマンからの提案を、ロールは意味が分からずに聞き返した。
 「忘れたの?もうすぐライト博士の誕生日じゃないか・・・今年も二人で凄いケーキを作ってさ、みんなでまたバースデーパーティーをやろうよ!!」
 「あっ・・・」
あまりに劇的な出来事が続いたせいで、祝う方も祝って貰う方もすっかりその日を忘れていた。
あの家族全員で祝った誕生日の写真の時から、もう一年が経とうとしているのだ。
漸くその事に気付いて惚けた顔をしたロールに、ロックマンはニコッと優しい笑顔を見せる。
 「それじゃ・・・行ってきます!!」

ゴオオオオォォォォォォ・・・!!

ロックマンを乗せたアイテム2号が発進し、物凄いスピードで空の彼方に見えなくなっていく。
 「強いな・・・あの子は。どんなに辛い現実からも決して逃げようとはせず、常に未来を見詰めて戦っておる・・・わしみたいな弱い人間など比べ物にならん、強い“心”の持ち主じゃよ・・・」
まだ心配そうにロックマンを見送ったロールの肩に、ライト博士がそっと温かい手を掛ける。
 「・・・信じよう。あの子が未来を取り戻し・・・無事に帰ってきてくれる事を・・・」
一緒に空の彼方を見るライト博士の言葉に、涙を拭いて小さく頷くロール。
不安はまだあったけど、もう怖くはなかった。
何故なら最後に兄が見せた笑顔は、純粋な家庭用だった頃から戦闘用に改造された今でも全く変わらない、今まで一度も裏切られた事の無い約束の証だったのだから。
ロールはその笑顔を思い出しながら、妹として兄に“心”からの声援を送った。
 (頑張って・・・ロックマン!!)


サァァァ・・・

 「・・・風が・・・変わった・・・?」
廃墟の中で休憩を取っていたエアーマンは、何かに気付いて空の彼方を見上げた。
 「どーしたの?」
 「・・・かなりのスピードだな・・・何かがこちらに向かって来る!」
ヒートマンがエネルギー缶を片手に尋ねると、エアーマンの表情はやや険しくなった。
風を操る彼の機能には、どうやら風の流れや強さから状況を読み取る能力もあるらしい。
 「オレも感じたぜ。この大きいエネルギー反応・・・これまでのザコ共とは格が違うな・・・」
エネルギー感受に優れた両耳のアンテナを動かし、興味深そうに空の彼方を見るメタルマン。
 「って事は・・・警察か軍の新手のロボットか?」
 「プププ・・・まあ味方じゃないのは確かだね。マスターは今、超巨大な戦闘メカを二機造ってるけど、そいつらが完成するのはまだ先だし・・・他にロボットを送ったって連絡も無いしねえ」
 「ギャヒヒヒッ!!オレ等の仲間になりてえなんて、酔狂な野郎もいねえだろうしなあ!!」
空になったエネルギー缶を握り潰して遊んでいたウッドマンが尋ねると、瓦礫の上に寝そべったバブルマンと折れた街灯に寄り掛かったフラッシュマンが返答する。
 「・・・何が来ようと関係無い・・・敵ならば破壊する・・・それだけだ・・・」
特殊武器の調整を終え、淡々と自分達の使命を確認する様に話すクラッシュマン。
 「・・・来たか」
一人静かに空の彼方を見上げていたクイックマンが、飛来する相手の姿を確認して呟く。
そして暗闇の空を飛んで来た来訪者は、ワイリーナンバーズの前に静かに降り立った。

スタッ・・・

 「ロックマン!!」
ある者は驚き、ある者は喜びの感情を以て、来訪者の名前を呼ぶワイリーナンバーズ。
青色に輝く超合金のボディとヘルメットをした少年型の戦闘用ロボット・・・その来訪者の正体は、まさしく彼らの電子頭脳が認識している最大の敵『ロックマン』だったのだ。
 「貴様・・・!!」
 「廃棄処分になったんじゃなかったのかよ!?」
予想だにしなかったロックマンの出現に、エアーマンもウッドマンも慌てずとも驚きを隠せない。
彼らが入手した情報が確実ならば、ロックマンは既にこの世に存在しないロボットの筈なのだ。
 「ひょっとして・・・幽霊!?」
 「・・・笑えねえ冗談だな。死に切れずに彷徨い出た・・・ってか」
 「プププ・・・怖い怖い。寒気がしてきたよ」
驚いて丸い目を更に丸くしたヒートマンは、興味津津でロックマンを見詰める。
そしてメタルマンとバブルマンは言葉とは裏腹に、マスクの奥では冷笑を浮かべている。
 「・・・確かに僕は死ぬ筈だった・・・だけどワイリーナンバーズ・・・君達を止める為に、僕はもう一度だけ生きるチャンスを貰ったんだ・・・」
悪魔の領域と化した廃墟の中に佇み、8人の悪魔の子達と対峙するロックマン。
そして清らかな青い瞳で彼らを睨み付け、自分の目的をはっきりと彼らに伝える。
 「ギャハハハハハハッ!!おい、聞いたかよ!?こいつはオレ等を止めるつもりで、あの世から甦って来たらしいぜえ!!」
ロックマンを指差しながら、腹を抱えて大笑いするフラッシュマン。
 「・・・んで?どうすんだ?オレ等の前で土下座して、止めて下さいってお願いすんのか?」
 「貴様も既に分かっている筈だ・・・言葉での説得など我等には通用しない事がな・・・」
挑発的にフラッシュマンが問い掛けると、クラッシュマンがその選択肢の一つを否定する。
 「・・・口がダメなら・・・どうする!?ロックマン・・・」
最後にクイックマンが改めて問うと、ロックマンは握り締めた右拳を前に突き出した。

ジャキッ!!

 「君達を・・・倒す!!」
バスターに変形した右腕を構え、ワイリーナンバーズの打倒を力強く宣言するロックマン。
敵を睨み付ける青い瞳に闘志が宿り、その闘志がエネルギーとなりバスターにチャージされる。
そしてそれを待ってましたとばかりに、ワイリーナンバーズも全員が残忍な笑みを浮かべる。
 「・・・面白い。やはり貴様も我等と同じ戦闘用ロボット・・・戦いこそが全てなのだ!!」
両腕のドリルを高速回転させ、ヘルメットのバイザーを下して戦闘準備するクラッシュマン。
 「家庭用を改造した間に合わせの戦闘用のくせに・・・純粋に戦闘用として造られたオレ達との力の差を思い知らせてやるぜ!!」
敵の出生を見下しつつも、手応えのありそうな相手と戦える事に喜びを感じるメタルマン。
 「よっこらせっと・・・プププ・・・まあ退屈凌ぎには丁度良いかもねえ・・・!!」
重そうに太った体を起こし、首や手足を動かして準備運動を始めるバブルマン。
 「キャハハハハハッ!!燃える燃えるぅっ!!真っ黒焦げに焼いてやるよっ!!」
無邪気に興奮して両掌の噴射口からだけでなく、口からも炎を吹き出すヒートマン。
 「・・・生意気なチビめ・・・この俺様が叩き潰して、あの世に送り返してやる!!」
その巨体を大きく揺らし、対照的に小柄な敵を小馬鹿にして見下すウッドマン。
 「ギヒャハハハハハハッ!!いたぶっていたぶっていたぶって・・・なぶり殺しだあっ!!」
舌を出して右腕のバスターを舐め回し、サディスティックな性格を曝け出すフラッシュマン。
 「一切の容赦はせん!!我等の行く手を阻む障害は・・・全て吹き飛ばすのみ!!」
腹部の扇風機を勢い良く回し、今にも吹き飛ばされそうな程の強風を起こすエアーマン。
 「・・・一度は諦め掛けたが・・・この時を待ち望んでいたぞ。貴様と戦えるこの時をな!!」
鋭く光る巨大なブーメランを右手に持ち、それを敵に向かって掲げるクイックマン。

ガキィンッ!!

 「勝負だ!!ロックマン!!」
それぞれの武器を構え、敵への殺気に目を赤く輝かせるワイリーナンバーズ。
 「我等がマスター、Dr.ワイリーの世界征服の野望を叶える為・・・貴様を破壊する!!」
野望成就と打倒ロックマンを宣言した彼らの“心”に、この戦いに対する迷いは一片も無い。
強敵と戦う事で欲求を満たせる上、与えられた最大の使命を果たす事が出来るのだから。
 「いくぞっ!!」
ロックマンも“心”に決意を秘め、ワイリーナンバーズに向かって疾走する。
再び始まってしまった戦いからは、逃げる事も負ける事も許されない。
この戦いを終わらせる為には戦うしかないし、全力を尽くして戦わなければ何も始まらない。

バシュウウウッ!!

ロックバスターの銃口が光り輝き、ワイリーナンバーズに向かって一筋の閃光が発射される。
お互いの信じる未来を賭けた二度目の戦いは、今まさに開始のゴングが撃ち鳴らされたのだ。

 「みんなの未来は・・・僕が守る!!」




・・・To be continued ROCKMAN 2・・・


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